日常から半歩はみ出したミステリー短編集。
人のちょっとした悪意や、妬み、などの負の感情がビリヤードの球のように弾かれぶつかり、思わぬ結果を導く。
あっさりとした感触なので、さらっと読めるのだけど、読んでしばらくしてから、衝撃がやってくる。
結局、あれは、どういう物語だったのか。
真実は、一体どこにあったのか?
この世に確かなものは、何一つないのかもしれない。
それが悲しくもあり、安らぎでもあるのだろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
邦人作者名 か~こ
- 感想投稿日 : 2010年6月26日
- 読了日 : 2010年6月26日
- 本棚登録日 : 2010年1月26日
みんなの感想をみる