イファンの王女 (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社 (1988年9月1日発売)
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本棚登録 : 124
感想 : 7
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はじめて自分で購入したコバルト文庫、じゃなかろうか。小学生の頃、塾に通うようになって本屋にいきはじめて、表紙にひかれたのだと思う。そしてきっと、昔からお姫様が好きだったんだと思う…… そういうわけで、子供の頃に書いていたファンタジーっぽい話は前田珠子の影響下にあったんじゃないかな。ずっとずっとあとになって、この話で造られている民族のうちのメインのカル・ランシィがジャパネスクな民族なのだと認識して、すごく感服した。おおや和美のイラストがとっても西洋なかんじだからだとは思うんですが、西洋風異世界かと思いきや、ばっちりジャパネスクファンタジーだったのでした。「竜の牙」という山脈の名前も、それを考えるととても意味深い。このシリーズが完結するということはないのかなーと思いますが、初期コンセプト通りに完結していれば日本を代表するファンタジーになったんじゃないかなあ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他
感想投稿日 : 2008年1月27日
読了日 : 2008年1月27日
本棚登録日 : 2008年1月27日

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