大正~昭和の写真家植田正治のいろんなところに寄稿した文章を集めた一冊。生涯「アマチュア」として写真に接し、世の若いカメラマンに送る言葉が温かい。
作品はシュールレアリスムと言っていいような、ストレートフォトとは真逆の”演出”された写真が代表作に多い。今でいうCMフォトとでも呼べそうな作品を、昭和の古い時代から撮っていたというのが、ちょっとした驚き。 クールでスタイリッシュなのに、郷愁を誘われるのは、その時代性からか。
「写真する」という軽妙洒脱な表現がいい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2014年11月6日
- 読了日 : 2014年11月1日
- 本棚登録日 : 2014年11月6日
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