なっとくする量子力学の疑問55 (なっとくシリーズ)

著者 :
  • 講談社 (2009年2月13日発売)
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本棚登録 : 19
感想 : 5
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本書を読むにはハミルトニアンやシュレディンガーの方程式は理解する必要がある。55の疑問に対して数式を交えて説明されている。もう少し基礎を理解しないと納得できるほど理解はできないが、問と答えが簡単に書かれているのでその部分は参考になった。知らなかったことで新たな発見があったのは、素粒子物理学の基礎であるスピンの意味が分かったこと、それを証明する実験としてシュテルン-ゲルラッハの実験があったこと、水素分子の電子の波動関数の重なり合う部分が負に帯電し、原子核の陽子を引っ張り合って結合するという仕組みがわかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自然科学
感想投稿日 : 2012年3月25日
読了日 : 2012年3月26日
本棚登録日 : 2012年3月25日

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