本書を読むにはハミルトニアンやシュレディンガーの方程式は理解する必要がある。55の疑問に対して数式を交えて説明されている。もう少し基礎を理解しないと納得できるほど理解はできないが、問と答えが簡単に書かれているのでその部分は参考になった。知らなかったことで新たな発見があったのは、素粒子物理学の基礎であるスピンの意味が分かったこと、それを証明する実験としてシュテルン-ゲルラッハの実験があったこと、水素分子の電子の波動関数の重なり合う部分が負に帯電し、原子核の陽子を引っ張り合って結合するという仕組みがわかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
自然科学
- 感想投稿日 : 2012年3月25日
- 読了日 : 2012年3月26日
- 本棚登録日 : 2012年3月25日
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