イニシエーション・ラブ (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2007年4月10日発売)
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本棚登録 : 1587
感想 : 165
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 タイトルの意味もわからず、話題作になっていたという理由だけで読んでみたいと軽く考えていて、表紙のイラストで「すれたカップルの物語だとイヤだな」となんとなく思っていたことで、中々読む優先順位が上がらずにいた本著。
 奥手の大学生がたまたま誘われた合コンで知り合ったピュアな感じの女性と知り合って、結ばれて、永遠の愛を感じて・・・社会人になり恋愛に慣れて、他の女性に目移りし・・・という感じのどこにでもある恋愛小説(それだけでも面白かったです)かとおもいきや、これは読者は必ず騙されますね。
 著者は名前からして女性だと思い込んでいたのですが、セックスに関して男性にしかわからない感覚?の描写が多くてアレっ?て思っていたら、なんと男性でした。
 ストーリーもラストシーンでたぶん皆さんアレっ?てなります。そこからミステリー?を読み解くために二度読みが始まります。
 そして解き明かした時に「女性は怖っ!」って思います(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年4月17日
読了日 : 2023年4月17日
本棚登録日 : 2022年10月5日

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