八犬伝 2 (ホーム社漫画文庫)

  • ホーム社 (2004年11月18日発売)
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感想 : 7

2巻の表紙は荘助。なんかショタっぽい(笑)

浜路が網乾に斬られ、偶然そこに居合わせた犬山道節(浜路の異母兄)が網乾を成敗、かけつけた荘助と争ったはずみに、珠が入れ替わる。

一方ニセの村雨をつかまされた信乃は足利成氏に刺客と疑われ逃走、芳流閣で、犬飼現八と対決。のち二人して川に落ち船で流れて旅籠・古那屋で匿われる。ここで犬田小文吾とも出会い、小文吾の姉の息子・大八(親兵衛)と4人まで犬士が集結。そしてそこに偶然宿泊している丶大法師から彼らは由来を聞く。

しかし指名手配されている上に高熱で動けない信乃のために、大八の両親が犠牲に。残してきた荘助と浜路のため大塚村へ戻る信乃&現八と、残りの犬士を探すという丶大ら残りの一行はいったん別れる。こののち親兵衛は伏姫の手に。

大塚村に戻った信乃は、浜路の死を知り、そしてその頃荘助は、代官殺害の冤罪で拷問を受けており…。

現八出てきたー!何を隠そう(別に隠してないけど)八犬士における私の推しは犬飼現八です!!推してる理由は、やはりこのマンガでの好印象も大きいかも。原作の八犬士の個性はそれほど書き分けられてはおらず(毛野なんかは極端だけど)基本的には清く正しく美しい正義の士、しかしちょっとしたエピソードから彼らの個性を探知して、それを描き分けなくてはならないマンガ化の段階での、この著者のキャラクター造形は抜群に良かったと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  ■幕末・時代物
感想投稿日 : 2021年8月12日
読了日 : 2021年8月11日
本棚登録日 : 2021年8月9日

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