RESTLESS
2011年 アメリカ
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ヘンリー・ホッパー/ミア・ワシコウスカ/加瀬亮
日本から加瀬亮が出演したことでも話題になった映画。日本語タイトルにセンスがないのが残念ですが、内容はとっても良かったです。多分この監督の作品の中でも、最もファンタスティックで、最もほのぼのした優しい映画だったと思う。
加瀬亮は、戦死した日本兵のユウレイ役で、佇まいがまんま硫黄島(笑)。なぜユウレイの設定があえて特攻で死んだ日本兵だったのかは謎ですが、すごく良い味を出してました。主演の二人も大層可愛らしく(ヘンリーホッパーってデニスホッパーの息子なんですね。繊細そうなイケメンでした。ミアはティムのアリスの子)好感度大。
余命3ヶ月の恋人、という設定が、ありがちな「死ぬまでにしたい○○なこと」にも「世界の中心で愛を叫ぶ」にもならず、ひたすらハッピー(と言い切るのは語弊あるかもだけど)だったのは、むしろ「私の中のあなた」を彷彿とさせられます。死に囚われていた少年が、恋人の死によって生きる希望を見出すという皮肉が、皮肉でなくひたすらポジティブに感じられるのが素晴らしい。
(2012.04.16)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
アメリカ映画 他
- 感想投稿日 : 2014年10月22日
- 読了日 : 2012年4月16日
- 本棚登録日 : 2014年10月22日
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