ファシリテーション入門

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2004年7月1日発売)
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本棚登録 : 1502
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8年前に上梓された本である。組織による問題解決が硬直化しており、従来型のリーダーシップとマネジメントが限界にきている。新しい日本型リーダー像を目指して、支援型リーダーシップをとるために、ファシリテーションが重要な役割を担う。

8年前の言葉がそまま現在でも通用する。未だに日本が低成長から脱却できていないのか、または小生が勤める会社、業界が抱える問題であろうか。

社内研修でも、プロのファシリテーターが登場したり、コーチングやファシリテーションの研修はあるももの、現場で根付いているとは言い難いものがある。

本書は「入門書」であるので、ファシリテーションに関する一通りの流れは理解できる。本書の中でも述べられている様に、「どんな場面でもひるまない度胸をつけることが大切であり、そのためには出来るだけた様な場を経験しなければならない」

ファシリテーターとは、単なる議事進行役ではなく、人と人との恊働の場を育み、活動そのものに意味を与ていくというファシリテーターの責務をまっとうする為には、高い志を忘れてはいけない。

要するにこの高い志を保つというのが大変だから、社内で優れたファシリテーターを見かけないんだな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年8月19日
読了日 : 2012年8月19日
本棚登録日 : 2012年8月19日

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