イノベーションのジレンマ 増補改訂版 Harvard business school press
- 翔泳社 (2001年7月3日発売)
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昔からずっと気になっていて読む機会を作っていなかったが、今年の1月にブックオフで購入して読んでみました。
いや、これは本当に名書です。大企業が陥る破壊的技術に対して対応できないジレンマについて書かれています。
大企業は既存事業と既存顧客に対する対応(持続的技術)は切磋琢磨しますが、破壊的技術になりうる初めは小規模な市場を対象とする技術については、実行するメリットやきっかけがないために対応しないことで、破壊的技術を駆使して攻めてくる新興企業に最終的にやられてしまうという話を書いています。
私は一般的な上場している大企業の分類に所属しており、企画や事業推進を担当していますが、まさにこれはその通りです。小さな市場に対する起案をするにも、収益性を求められるため、手っ取り早いのは既存顧客が求めるソリューションの提供になってしまいがちです。
今、新しく会社のビジネスの刷新プロジェクトを担当しているため、この本で学んだことを生かそうと思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月13日
- 読了日 : 2021年2月13日
- 本棚登録日 : 2021年1月28日
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