わたしのあのこ あのこのわたし (わたしたちの本棚)

著者 :
  • PHP研究所 (2021年1月21日発売)
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感想 : 15
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そでの部分には、右(始まり)曽良秋(ソラアキ)がモツチに書いた手紙が書かれている。
「わたし、持沢さん友だちになりたいな、と思ってます。」そでの左(終わり)には、持沢香衣(もちざわかい)からの返事がある。「『友だちになってください』と書いていました。その気持ちはいまも同じです。

R6年度の小5年の教科書掲載本。舞台は小学校で主人公2人は5年生。アキは4年生で転校して5年生でモツチと同じくクラスになって静かなモツチに惹かれて、ゴールデンウィーク明けにそでの手紙を渡した。

アキが道夫くんから貰ったビートルズのドーナツ盤をもっちの父親の部屋のレコードプレイヤーで聞いていた。そこにモツチの弟の新くんがやって来て、レコードに傷を付けて仕舞う。アキはその日、何でも持っているモツチにモヤモヤしてしまう。
アキは結婚式場で働くお母さんとアパートの2人暮らし。お母さんはお父さんの道夫くんとは結婚していない。時々アキは道夫くんに会いに行く。
モツチはお父さん、お母さん、弟の新くんの4人暮らし。お母さんは翻訳の仕事を家でしていて、アキが遊びに行くと手作りのマフィンを焼いてくれる。

アキとモツチが交互に語る形で物語は進行していく。(フォントが違うので分かり易い)アキは植物が好きで一人でも平気。モツチは家の三角の庭にあるヤブツバキの下に置いてあるガーデンチェアに座って道を眺めるのが好き。
レコードの傷を許せないアキはモツチと距離が出来てしまうがー。
表紙のデザイン、心情を綴る感じ、児童書というよりもYAの印象。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童
感想投稿日 : 2024年2月26日
読了日 : 2024年2月26日
本棚登録日 : 2024年2月26日

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