草原の勇者 フェンネル大陸 真勇伝 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (2008年1月11日発売)
3.74
  • (36)
  • (41)
  • (71)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 379
感想 : 32
3

新シリーズ開幕!フェンたちの新たなる旅路

読了日:2008.03.29
分 類:長編
ページ:266P
価 格:880円
発行日:2008年1月発行
出版社:講談社ノベルス
評 定:★★+


●作品データ●
----------------------------
主人公 : フェンベルク
語り口 : 3人称
ジャンル : ファンタジー
対 象 : ヤングアダルト向け
雰囲気 : 王道ファンタジー
結 末 : まあハッピーエンド
イラスト : ミギー
ブックデザイン : 熊谷 博人・釜津 典之
カバーデザイン : 斉藤 昭 (Veia)
地図製作 : 白髭 徹
---------------------------

---【100字紹介】--------------------
国王の悪政が人を石に変える呪いを呼び、
民衆が死の恐怖にあえぐ国リムナンテス。
傭兵として強制的に巻き込まれたフェン・テオ・サチだが、
その敵は思わぬ者たちで…。
国を追われた元王女フェンの新たな物語第1弾。
---------------------------------------

フェンネル大陸シリーズ、偽王伝が全7作で終わり、新たなるシリーズとして「真勇伝」として帰ってきました!偽王の次は真勇かー。一体、どんな勇者が登場するのか?

…と思ったら、またも「?」と。いや、もしかしたらあれですか?、でももしかして違いますか?みたいな。偽王伝のときも、偽王が出てくるまで何作もかかりましたからねえ。今回も、もしかしたら最後の最後で登場…だったりして?


新シリーズは、フェン・テオ・サチが港町にいるところから。これから船旅、というときに、強制的にリムナンテスの内乱に巻き込まれていきます。まあ、フェンの場合は、勝手に飛び込んでますが。仕方ないなあ、少年誌的キャラは(笑)。

リムナンテスは革命の国。革命が合法化されているというみょーな国です。そして今、この国は荒れに荒れている…。そんな国に飛び込んで、フェンたちは怒涛のような事態に巻き込まれていきます。

今回は1冊でリムナンテスの1件は終わりました。凄い、まさかあのペースで終わるとは思わなかったですよ。ちょっと都合よすぎじゃないか!?という気も、しなくもなかったですけれど、まとめちゃいましたね。意外性も随所に出しながら。(意外性を狙っている風なのが、ちょっと気にはなりましたけれども。)

そしてラストにあの人の目的が明らかに…。きっとこの目的が、シリーズを引っ張っていくに違いない、と思いつつ、次回作を待ちましょう。


---------------------------------
文章・描写 :★★
展開・結末 :★★+
キャラクタ :★★★
独 自 性 :★★★
読 後 感 :★★★
---------------------------------


菜の花の一押しキャラ…菜の花の一押しキャラ…サチ

「貴方を許します」(ベリス)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2010年7月26日
読了日 : 2010年7月26日
本棚登録日 : 2010年7月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする