世の中と足並みがそろわない

  • 新潮社 (2020年11月17日発売)
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2020年作品。著者のデビュー当時、現役の慶応ボーイ、奇抜な衣装と女性ダンサーを従えてのパフォーマンス。ベッタベタの漫才が好きな私にとっては「なんか、いけ好かんなあ。カッコつけてるなあ」という悪い印象を持っていました。嫌いでした。その後、テレビなどの露出が減って忘れかけていたのですが、書店で本のタイトルに惹かれて読みました。私自身が過去から現在にかけて、世の中と足並みがそろわない実感を持っているからです。読んでみて最初はタレント特有の気を衒った内容に思えたのですが、読み進めるうちに「うんうん、そうそう分かる」と言う部分が出てきました。読後、radikoで阿川佐和子さんとの番組を聴きました。彼の印象が変わりました。普通の人以上に普通の感性を持っている方だと思いました。次作が楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年3月6日
読了日 : 2022年3月6日
本棚登録日 : 2022年2月24日

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