日本古代を舞台にした男と女の物語。主人公は大海人皇子の正妃・讃良皇女(後の持統天皇)だが、その他にも大勢の登場人物がいて、様々な人間関係を築く。第4巻では壬申の乱を終えた大海人皇子が天武天皇として即位し、権力基盤を固める過程で、天皇の女性関係や優柔不断な息子・草壁皇子の教育に悩む讃良皇女を描く。そしてクライマックスは、高市皇子と十市皇女の悲恋。本当にそんな気持ちを抱いていたかは分からないが、人の心は昔も今も変わらないのではないかとも思わせる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2015年12月30日
- 読了日 : 2015年12月30日
- 本棚登録日 : 2015年12月30日
みんなの感想をみる