お金持ちの家に生まれたヒロイン、ヘイヴンは、家族の反対を押し切って結婚します。
ところが、彼女の選んだ優しく素敵な男性は、あっという間に、DV夫に豹変してしまいます。
ものすごく理不尽なことを言われているのに、「自分が悪いのかも…。」と考えてしまうヒロインの心情に関しては、DVに耐えてしまう女性の典型的な思考パターンをまざまざと見せられた気分になり、読んでいてちょっと憂鬱な気分になりました。
暴力を振るわれた後、家から締め出されたヒロインはようやく、DV夫と別れる決心を固めます。
兄に保護され、無事に離婚が成立した後は、兄の経営する会社で仕事も始めるようになります。
そして、兄の結婚式で出会い心惹かれた男性に再会。ようやく本物のヒーロー登場!とほっとしましたが、彼は彼女の一族と因縁のある相手で…。
ヒロインがDV被害によって受けた傷が少しずつ癒えていく過程が良かった。
でも、元夫の粘着ぶりや、女上司の陰湿なイジメとか、あまり楽しく読める作品じゃないな~と感じてしまいました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ロマンス小説
- 感想投稿日 : 2013年5月31日
- 読了日 : 2013年5月30日
- 本棚登録日 : 2013年4月20日
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