昔の人は、これを受験生の時読んでたのかと思うと、驚愕します。
難しいですが、高校英語の文法を一通り理解し、単語のレベルが付いていけて(単語のレベルはそんなに高くないです)、大きな苦痛を感じなければ、絶対にやっておくべき本で、リーディングのバイブルかと思います。
英検2級以上TOEIC800を超えたあたりの人からじゃないとキツイんじゃないかと思いますし、ほかに先にやるべき学習があるように思います。
読解と言っても品詞分解系ではなく、あくまで左から右へという意識で読み進めるための説明なので、やることによる弊害というのはないと思います。構文を非常に強く意識させる方法ですが、事実こういった難しい構文とその例外に慣れておかないと高度な英文は読めません。
多読だけじゃ絶対に理解力はあがりませんので(おそらく英検準一級とかTOEIC900あたりで頭打ちになります、経験談として)、精読の必要性を感じた時に、先にあげた程度の英語力があるならばまっさきにこれをおススメします。
文章が古いとか日本語がくどいとか訳がぎこちないなどの批判はありますが(どれも確かに事実です)、これだけの量と練習用としては質の高い英文と徹底した著者のぶれない解釈法によって解説されている英語教材は他にはありませんのでこれがベストでしょう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
英語学習
- 感想投稿日 : 2011年5月11日
- 読了日 : 2011年5月11日
- 本棚登録日 : 2011年5月11日
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