小飼弾の 「仕組み」進化論

著者 :
  • 日本実業出版社 (2009年3月19日発売)
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仕組みは「テコ」と「奴隷」で出来ており、奴隷にテコを持たすことで、仕事は楽になる。
すぐれた仕組みには安全性が求められている。
生物の仕組みには
①生きていれば、最適である必要がない。
②一度使った仕組みは、失敗も含めて手放さない。
③出来ることだけ行い、出来ないことは無視する。
の3つがあるとのこと。
生物の仕組みは驚くほど”非”効率的に出来ている。だが、個体や細胞をいとも簡単に犠牲にして、仕組み自体を生き延びさせてきたことに生物の凄味がある。成果物を捨てたとしても生み出すための仕組みは捨ててはいけない。突然変異を生み出すためには、一見無駄と思うような意見も捨てず、ブレーンストミングの会話が大事。仕掛け品を予めたくさん作っておき、最後の1ピースが来たら、すかさず取りに行く。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年1月4日
読了日 : 2014年1月4日
本棚登録日 : 2013年12月25日

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