長年にわたり朝鮮半島を研究してきた著者だけに、思っていた以上に朝鮮の人々側の視点を交えながらまとめてあるように思えた。それでいて、決して過去の償い的に朝鮮のあり方を擁護するばかりでもない。現代の北朝鮮に対しても、わけのわからないことばかりするテロ国家という見方はしていない。そういった点で非常に誠意ある書だと思う。
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- 感想投稿日 : 2011年6月18日
- 読了日 : 2011年5月18日
- 本棚登録日 : 2011年5月18日
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