世界のトイレを巡りながら、和式・洋式トイレって何だろうと探っていくもの。読んでるうちに、日本のトイレってシャワートイレとか便座が温かかったりトイレットペーパーの紙質のやわらかさ、流水音が流れたりと世界の最先端(なのか? 世界標準とはどっか別の方向に行ってるのかも?)を行ってるけど、それって日本人が清潔だからとかいうこともあるだろうけど、そもそもトイレに入魂してしまうという変態チックな思いの賜物のような気がしてきた。だって、他の国はおしなべてそこまでトイレや便器に気をつかっていないようだもん。何だか、アダルトビデオとかで独自の境地を築いているのと根は同じような気さえする。そういう下のことに妙に熱心な日本人のいやらしさよ。
読み終えてブックカバーを外して気づいたんだけど、そういえばこの本「世界のしゃがみ方」っていうタイトルだったんだよね。読みながらもっと小便器とかにも言及すべきじゃないのと思ったりしてたんだけど、タイトルに偽りなしだった(でも小便器って面白いもんだよね。大便器と共用できるのに、なんで男性の小用だけの便器があるの?)。
便器の形とかしゃがむ方向とかしゃがみ方とか世界のいろんな例を見せてもらった。著者はロシア語の研究者らしいけど、掲載されているたくさんの写真は趣味で集めたんだろうか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年9月15日
- 読了日 : 2020年9月15日
- 本棚登録日 : 2020年9月15日
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