萌える日本文学

著者 :
  • 幻冬舎 (2008年3月1日発売)
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本棚登録 : 82
感想 : 14
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日本文学における美少女萌えを見出したガイド。日本文学の美少女萌えを属性分けして萌え要素をいちいち書いてあるためガイド本としては優秀かもしれない。しかしこの女性著者の立ち位置が怪しい。美少女萌えってことは可愛い女の子好きのオタクなのか?女性学者が文学萌えを語るのなら「草の花」とか「燃ゆる頰」とか純文学BL的視点は外せないはずだ。源氏物語はエロゲーの元祖だけではないぞ。薫×匂宮など腐女子視点は必須だ。男性向けサークルの女性作家が描いた男目線の美少女萌え同人誌を見せつけられたようで女のオタクとしては大いに不満。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 評論
感想投稿日 : 2016年8月21日
読了日 : 2015年9月26日
本棚登録日 : 2016年8月21日

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