初めて読んだ糸井のぞさん作品。 丸々一冊表題作で読み応えがあった!
しかし不思議な読後感。 シンタロー先生すっげー欲張りだなっ(`・ω・´) 安心と恋と性欲を、全部違う相手に望むなんて…一種の性格破綻者?
ただ言いたい事は凄くよくわかる。 楽しくて幸せで満たされてる時間て、長く続かないよね。 全部手に入れたと思った瞬間に、指の間から少しずつこぼれ落ち始めているんだ。 「おまえの娘になりたい」はビックリしたけど! 変わらない関係、変わらずに愛される対象としたら、本当に親子が一番なのかもね。
ある意味、登場人物がみんなエゴの塊で気持ちいい(笑) 橘高なんてスゴい懐が深くてシンタローの良き理解者だと思うけど、彼は彼の芯を貫いてる。 飄々としながらも一番ブレのない人かも知れない(笑)
書生もイイ子で、若いのにあんまりイイ子過ぎて心配したけど、オマケの二年後読んで安心した( ̄∀ ̄) 春威に引きずられて、もっとドロドロした感情を育てた方が良いよ。
不思議な話だけど、好き嫌いで言ったら好き。 モヤモヤが残るけど「ま、いっか」と思える(笑)
でもキスシーンというか、シンタローの眉毛がないせいで、ラブい場面もちょっと怖かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL漫画
- 感想投稿日 : 2012年11月9日
- 読了日 : 2012年11月9日
- 本棚登録日 : 2012年11月9日
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