Abbey Road

アーティスト : Beatles 
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3.73
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感想 : 16
5

ビートルズ最後にして最大の奇跡とも言えるアルバム。

LET IT BEの不完成具合から、最後の最後にしてこの出来はなんということだろう!!!

A面の名曲づくしは言うまでもなく、B面のたたみかけるようなメドレーは見事としかいいようがない!

COME TOGETHERの「シュッ」ドコドコドコドコドーンでこのアルバムは幕をあけ、
続いてYESTERDAYと並ぶ名曲SOMETHINGがやってくる。

MAXWELLは曲調がポップでありつつ歌詞がシュール(笑

DARLINGは人によって好き嫌いがあるかもしれないが、僕は名曲だと思っている。

OCTOPASはリンゴの曲でこれも好きだ。

豪華な5曲を出し惜しみせず披露したあと、来るI WANT YOUはなんだか良く分からない。最後の演奏が唐突に「いつ切るか分からなくなったように」プツッと切れてしまうが、
その後絶妙のタイミングで流れるHERE COMES THE SUNはジョージのなかで一番の名曲に違いない。

そして、BECAUSE・・・「空が青いから、僕は泣きたくなる」このコーラスで語られるフレーズにこの曲の深さを感じる。

いよいよB面。
YOU NEVER GIVE ME YOUR MONEYではじまり、BATHROOMまで、までポップな曲でたたみかける。
そして、いよいよ最後、GOLDEN SLUMBERS!!は古典的な子守唄になってもおかしくない優しい曲
CARRY THAT WEIGHTでいよいよ大詰め、
そしてTHE ENDでビートルズ7年の活動はそれこど「ジ・エンド」となるのだ。

HER MAJESTYはおまけのようなものかな?
カラオケで驚かせるために歌います(笑

ジャケットでは、それまで同じ道を歩いていたバンドがこれから別々の道を行く、これが最後に歩く同じ道だというようなものに感じる。
4人の服装だって、目線だってバラバラじゃないか。

でも、この統一感と美しさは何だろう!?


永遠の余韻に浸り続けられるアルバム。

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感想投稿日 : 2013年4月28日
本棚登録日 : 2013年4月28日

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