Suicaが世界を変える JR東日本が起こす生活革命

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  • 東京新聞出版局 (2008年5月16日発売)
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Suicaが各改札ごとの分散型サーバから駅ごとのセンターサーバ方式になるらしいニュースと「Suicaはあの仕組みがすごかったのになんで変えてしまうんやろ」みたいなツイートを読んで気になって買ってみた(絶版なのかネット書店では取り扱いがなくメルカリでゲット)

面白い、まず日本独特の縛りゲーが難易度高い、「とにかくラッシュ時にスムーズに通さないといけない」という絶対的命題があるおかげで当時既存だったヨーロッパの激重扉もダメ、爆速のデータ交換達成しないとダメ、で普通に開発してたら「まあそこは現場の運用でよしなにしてくれよ」って濁したくなっちゃうところがことごとく通用しない

ど〜〜〜しても読み取り機を通過させる速度にデータ読み書きが間に合わんぞ?ってなって「せや!ちょっとだけ読み取り機傾けて通過さすんじゃなくてしっかりかざしてもらおう!」ってなったところはほんとにコンマ何秒の世界で震えた
改札でがっつりタッチしてくおばちゃんに「そんなんシュッと上通したらいいのに」とか思ってたの反省しました、しっかりタッチします、実際たまにエラー出して余計に時間かかることあるし

PiTaPaがまた違ったアプローチなのも面白い、関西って定期券ないんや、、、
先進的な取り組みだけどあまりに先取りしすぎると人々は着いてこれない、インフラ会社はそこを大事にしてくのも重要だよね、って褒めてるんか貶してるんかよくわからん講評もよかっあ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年6月17日
読了日 : 2023年6月17日
本棚登録日 : 2023年6月17日

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