両親を殺され、妖精国で育った人間の主人公。王子をはじめとする妖精たちやら姉妹やらに翻弄されながら、必死に自分の居場所を求めて戦う主人公がかなり粋がっているので、感情移入はしにくいが、今後成長していくと思えば、これくらい未熟でちょうどよいのかもしれない。ただ、タイトルをこれにするのは微妙にあっていない気もするのだが。ちなみに作者の過去作である『犠牲の妖精たち』の主要キャラも登場するので、そちらを先に読んでいたほうがさらに楽しめると思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
海外:ファンタジー・幻想系
- 感想投稿日 : 2021年7月7日
- 読了日 : 2021年7月7日
- 本棚登録日 : 2021年4月28日
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