早寝電灯さん初読みです。
現実的な世界にファンタジー風味な設定を盛り込んでます。他の作品も恐らくそんな感じかな?
いろいろと突っ込みたい所はたくさんあります。
(ファンタジー設定関しては敢えて触れません)
まず、(海が重要な要素であることと海を描き分けるのが難しいことは重々承知の上で)なぜ故郷とほぼ同じ風景の場所を旅行したいと思った??
旅行先という設定にも必要性を感じないので輪をかけて気になります。
おまけネタも旅行中の一コマなので作者なりに拘りはあったのでしょうけど…
あと頻繁に出てくる「波」の絵が…何というか垂直に見えて凄く不自然なんですよね
設定上「情景」の描写はかなり重要だと思うのですが、技術が追いついてなくて一気に白けてしまいました。
そして第一話の掴みの部分のオチが…数話かけて描いた主人公の不思議な力の設定を裏切るような形になるので作者の腕の見せ所だったと思うのですが、個人的にはどうも引っかかってしまいました。
作者のやりたいことは何となく伝わってくるのですが、正直言って読者を捻じ伏せるだけのパワーや勢いは無く雰囲気で読ませるタイプの作風なのでこの雰囲気が合わないとどうしようもないな…と感じさせられる作品でした。
ファンタジー設定無しの話か、異世界が舞台のハイファンタジーかのどちらかに振り切った方がもう少し素直に読める気がするので今後に期待。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ボーイズラブ
- 感想投稿日 : 2020年3月2日
- 読了日 : 2020年2月7日
- 本棚登録日 : 2020年2月7日
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