最近マンガばっかり読んでいる気がする。
読みたい作品が多くて、間に合っていないが。
岡本倫は初挑戦で、よく評判を聞く『ノノノノ』を読もうかと思ってたんだが、先に目についたこちらを読了。
『HUNTER×HUNTER』の冨樫義博がファンを公言していなかったら、間違いなく存在を知らないまま一生を終えるようなマンガ。
いわゆる萌絵とも言うべきタッチだが、表紙からして笑っちゃうほどド下手である。
とりあえずグロいということぐらいしか前情報が無かったが、言うほどグロくはない。
ただ、画のタッチや日常シーンとのギャップは凄い。
この画力でグロいもクソもない気がするが、入り込める人は精神的にグロいかも。
ただまあリアリティもクソもないので、僕は入り込めない。
これがいわゆる「セカイ系」というやつだろうか?(その辺明るくないので、間違っていたらごめんなさい)
物語のピントを主人公周辺だけに合わせて、その他大勢は刺身のツマにもならない。
死のうが喚こうが世界が崩壊しようが「悪いことしちゃったよね」の一言で済ませちゃうような、そんな作品はどうもいただけない。
倫理的に受け付けないとかじゃないんだけど、単純にその他大勢の人のことが気になって仕方がない。
少なくとも主人公達がウジウジ内面を吐露したり、微妙な距離感に悩んだりすることよりは気になって仕方がない。
どこが大団円だよと、斜に構えてしまったら面白いわけがない。
だんだんとテンションが上がってく展開や伏線をチョコチョコ回収してく構成なんかは良かったけど。
あとアンナの設定と復活シーンが突飛すぎて面白!
- 感想投稿日 : 2012年1月22日
- 読了日 : 2010年5月9日
- 本棚登録日 : 2012年1月22日
みんなの感想をみる