「広告」について非常に概論的にまとめられている良書。
帯には「すべての広告人のために」とあったが、どのトピックもその派生や概要から語り始めてあるため広告素人のわたしにも理解できた。
そもそもメディアとは、から始まってコンテクストプランニング→コミュニケーションプランニング構造まで具体例を交えながら
印象に残ったのが常に消費者が念頭においてあったこと。本書中にもあるが、従来のマスメディアによる一方的な広告のイメージではなく、常に消費者が主体で、広告はあくまで企業やプロダクトと消費者をつなぐものであるという著者の考えが伝わってきた。
広告食わず嫌いだったけど、メディアは広告だけではないわけで、いまどき様々なものがメディアになりうることを考えると非常に示唆に富む一冊だと思う。特にコンテクストプランニングの知識は頭の中で応用してものを考えるときに使える。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ビジネス書
- 感想投稿日 : 2012年7月8日
- 読了日 : 2012年7月8日
- 本棚登録日 : 2012年7月8日
みんなの感想をみる