僕たちがやりました(8) (ヤンマガKCスペシャル)

  • 講談社 (2017年3月6日発売)
3.75
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本棚登録 : 131
感想 : 4

ええと、これが最終巻なのかな?

どの巻も心がざわざわするし
読後感も気持ちいいものではない。
でもその気まずい感じがいまの空気でも
あるのかも

話は違うが
映画は90年代くらいまでは
結構単純なヒーローや
手放しで笑える内容、
温かみがあったが
ゼロ年代以降、ヒーローもダークだったり
わけありだったり
どこか影があったり
何かしら棘のある内容だったりするようになった

多分能天気でいられない
時代に突入したんだと思う

そういったイミで
この作品の
4人集まった時の空虚感とか
作りものっぽい関係、
パイセンとマルに感情移入できないとことか
「いま」を感じる

ただ最終巻?もうちょっと何か欲しかったかな
「僕たちがやりました」
このセリフはもっと違う感じで
聞きたかった。
結局相変わらず大袈裟で人騒がせなだけ。

パイセンの父親なんて
別に追い詰める必要なんて
ないと思うし、
パイセンもただの世間知らずで
金を無意味に使う苦労知らずな
ボンボンにしか見えない

最終巻にあたって
何か胸に来るものが欲しかった

ただ今宵ちゃんと蓮子の存在はよかった。
今宵ちゃんは色っぽかったし
家庭的でしっかりして意外性が○。
トビオと蓮子の絡みは初々しかったもの

…えっ、最終巻は次?(・・;)

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年4月22日
本棚登録日 : 2017年4月22日

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