スキップとローファー(7) (アフタヌーンコミックス)

著者 :
  • 講談社 (2022年6月22日発売)
4.54
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本棚登録 : 270
感想 : 10

38話、結月の目付きが冷たく
鋭くなっている描写がすごい。
これだけですべてを語っている。
第6巻34話での山田とのやり取りも
すごかったが、今回も深いぞ。
「だめだ、これはもう根本的に
人間関係を仕切り直したほうがいい」
(中3でそれに気づくとは!)
「やめてほしい、そういうので
友情とか平気で壊れちゃうのに」
「あ、やめて、頼んでないのに」
「ヘタに庇っても、火に油そそぐだけだって
わからなかったのかな」
「あたしこういうのわかっちゃうんだよね」
「あたしがみんなにウソつかれて
どんな気持ちになるか考えた?」
「なんでわたしの器の問題にすりかわってんの?」
妥協に絶望した時の眼差しなのだった。
「つかゆづだよ?」
39話、夜の公園の涙もそう。
これを描ける作者をリスペクトする。

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感想投稿日 : 2023年8月13日
本棚登録日 : 2023年8月13日

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