著者の文才によって読みやすく軽やかな読書運びだったが、内容は執念と血肉が混濁した沖縄についての魂の本で、心をわし掴みにされました。
左翼や右翼だの、ネットに徘徊するクソ野郎どもの極端かつ過剰な言説に惑わされることなく、沖縄が辿ってきた長い歴史の編み目と真摯に向き合うことが何よりも重要。
東京生まれ東京育ちの自分は、まるで日本の中心にいるかのようになんの意識も携えず生きてきた。自国の過去に植民地や構造的差別、人種的な偏見や戦争被害者、それら全ての轍の上に立っているのかと思うとうかうかしてられない。
もっと色々勉強してみる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年4月13日
- 読了日 : 2024年4月13日
- 本棚登録日 : 2024年4月13日
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