ふと、これが少年だったら、ここまで死の匂いがしたかなと思いました。
少女には常に死がつきまとう。
少女は人間とは違う別の生き物、とはよく言ったもので、どの作家も、少女に対しては酷く嗜虐的になるのが興味深かったです。
愛でるというより、じわじわ殺す。殺される。それでも凛と無惨に血まみれに笑っている。
少女とは、人類の無意識下の犠牲者、供物の象徴なのかもしれません。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
アンソロジー
- 感想投稿日 : 2018年8月28日
- 読了日 : 2018年8月28日
- 本棚登録日 : 2018年8月28日
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