ガール・イン・ザ・ダーク 少女のためのゴシック文学館

著者 :
制作 : 高原英理 
  • 講談社 (2018年7月27日発売)
3.58
  • (6)
  • (13)
  • (7)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 267
感想 : 23
3

ふと、これが少年だったら、ここまで死の匂いがしたかなと思いました。

少女には常に死がつきまとう。

少女は人間とは違う別の生き物、とはよく言ったもので、どの作家も、少女に対しては酷く嗜虐的になるのが興味深かったです。

愛でるというより、じわじわ殺す。殺される。それでも凛と無惨に血まみれに笑っている。
少女とは、人類の無意識下の犠牲者、供物の象徴なのかもしれません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アンソロジー
感想投稿日 : 2018年8月28日
読了日 : 2018年8月28日
本棚登録日 : 2018年8月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする