システムアーキテクチャ構築の原理: ITアーキテクトが持つべき3つの思考

  • 翔泳社 (2008年12月1日発売)
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感想 : 14
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今までは、自分の経験といろんな情報収集をもとに言ってみれば「手探り」でアーキテクチャ設計を行ってきました。。こんな本があるなら早く出会いたかった。。

あえて短所を言うと、以下2点だと思います。
・日本語としてちょっと分かりにくいところがあります(思い切った意訳も難しいのでしょう。自分なりの解釈で理解を深めるべし、と前向きに捉えています。)
・原書が2005年発行と少し古いので、具体例(「アーキテクチャ戦略」など)に出てくる技術は自分でバージョンアップしていく必要があります

しかし、これだけの「原理」を体系化し示してくれたことの前では短所なんてどーでもいいです。著者に対し尊敬の念を禁じえません。
ステークホルダとの向き合い方、複雑なアーキテクチャを表現する「ビュー」、アーキテクチャの品質特性を評価しアーキテクチャを再検討する指針を示す「パースペクティブ」、の3つを軸とし、それぞれの考え方について概要と具体的な使い方まで書いてくれています。この内容で5000円は激安です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コンピュータ技術
感想投稿日 : 2011年2月13日
読了日 : 2011年2月13日
本棚登録日 : 2011年2月10日

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