訳文はいまいちだったけれど、内容は面白かった。(訳者は自分が何を書いているのか理解しているのだろうか)
ヨーロッパという地域は面白いなと思う。国の境があいまいで。語り手がいるのはチェコの城だけれど、語られる内容はチェコのことに限らない。思い出話あり、教訓話あり、真実かどうかは別にして、物語ることを、そしてそれを聴くことを楽しんでいる。王と、王に近しい者たち。そしてその中に読者も一人紛れ込む。そんな物語だ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2013年9月17日
- 読了日 : 2013年9月16日
- 本棚登録日 : 2013年9月17日
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