難聴のため周囲とうまく馴染めず距離を置くようになってしまった航平と、バカみたいに明るく率直な太一のお話。
太一の言葉に救われ、また失いたくない嫌われたくないと願う航平の切ない想いが胸を突きます。
難しいテーマですが明るくピュアな読後感でとてもよかったです。あとがきも楽しかったです。
心に刺さったのは医師が言った「聴こえる人のために作られた社会」という言葉。難聴だけに限った話ではありませんが普段当たり前に過ごして忘れがちで、心にとどめておきたい言葉です。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年12月18日
- 読了日 : 2014年12月18日
- 本棚登録日 : 2014年12月18日
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