ブラックパラドクス (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館 (2009年3月30日発売)
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本棚登録 : 278
感想 : 25

「富江」や「うずまき」、「首吊り気球」「グリセリド」などの作品で知られる伊藤潤二先生の作品集。毎度思うけど、発想がホラーの域を超えている‼ どういう思考でこの話を生み出してるんだろう。ホラー漫画というよりも、一種の芸術的表現に近いと思う。そういう意味でも、やっぱり鬼才って言われるんだろうなぁ。

表題作「ブラックパラドクス」は連作ということもあってか、一話ごとに話の印象がだいぶ違う。ネタ的にはまとまっていないように見えるかもしれないが、だからこそ面白い! 「自殺志願者四人が計画を実行すべく集まった」――ここから、だれが最終話を予想できただろう⁉ 徐々にズレが生まれてくるのを感じるのは最高だし、あとやっぱり絵が好きだから、結局惹きこまれる! 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年9月19日
読了日 : 2021年9月19日
本棚登録日 : 2021年9月19日

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