高校生のときに,父から送ってもらった本が「自分の中に毒を持て」。岡本太郎の代表作の一つだ。今でもその本を大事にしている。岡本太郎のメンタリティは,私の血の中に溶け込んでいる。・・そんな岡本太郎ファンの私は,本屋で「岡本太郎」の文字を冠する本を見つけると,つい手にとってしまう。本書もその一つであった。岡本敏子を叔母に持つ著者による,岡本太郎の思想をまとめた本である。・・夢中で読んだ。岡本さんは,やっぱりすごい!読んでいると,体の中の血の温度が上がっていくのを感じる。岡本さんは孤独の中に闘うが,その生き様に惹かれた人が周りに集い,一人ではない。・・その様に,これからの自分の人生のヒントを得た。また,「可能性があるのなら今,ある。今ないものは,未来にもない」というフレーズが痺れる。今,この瞬間が一番大事。一秒を一秒をいかに自らの「生きるスジ」に沿って生きていくかを意識させられた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年9月28日
- 読了日 : 2013年9月28日
- 本棚登録日 : 2013年9月28日
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