岡本太郎の仕事論

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2011年11月1日発売)
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本棚登録 : 69
感想 : 3
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高校生のときに,父から送ってもらった本が「自分の中に毒を持て」。岡本太郎の代表作の一つだ。今でもその本を大事にしている。岡本太郎のメンタリティは,私の血の中に溶け込んでいる。・・そんな岡本太郎ファンの私は,本屋で「岡本太郎」の文字を冠する本を見つけると,つい手にとってしまう。本書もその一つであった。岡本敏子を叔母に持つ著者による,岡本太郎の思想をまとめた本である。・・夢中で読んだ。岡本さんは,やっぱりすごい!読んでいると,体の中の血の温度が上がっていくのを感じる。岡本さんは孤独の中に闘うが,その生き様に惹かれた人が周りに集い,一人ではない。・・その様に,これからの自分の人生のヒントを得た。また,「可能性があるのなら今,ある。今ないものは,未来にもない」というフレーズが痺れる。今,この瞬間が一番大事。一秒を一秒をいかに自らの「生きるスジ」に沿って生きていくかを意識させられた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年9月28日
読了日 : 2013年9月28日
本棚登録日 : 2013年9月28日

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