夏目漱石や谷崎潤一郎、太宰治のそれぞれ近しい人が、文豪たちの食の好みなどを書いたエッセイを集めた本。胃が弱いために食事を制限されるために食欲が満たされず、いつも食べ物の事ばかり考えていた漱石や食べることが大好きだった谷崎潤一郎など、とても興味深かった。テーマから外れるけど、この本を読んで思ったのは漱石や子規の死因が今の時代には考えられないということ。漱石が今の時代に生きていたら胃弱に悩んでいても死因にはならなかっただろうし、好きな食べ物ももう少し食べられただろう。ほんの100年くらい前のことなのにね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2018年4月14日
- 読了日 : 2018年4月14日
- 本棚登録日 : 2018年4月14日
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