何の前知識もなしに買って読んでみたら、なんと地元作家(゚д゚)! しかもリケジョのSFだった(゚д゚)!
瀬名秀明、伊坂幸太郎につづくトンペー出身作家( ´ ▽ ` )ノ
SFとしては……だったけどね……(´ε`;)ウーン…
とくにデビュー作の「あがり」が、なあ……(´ε`;)ウーン…
そりゃハッタリはSF最大のウリではあるけれど、あれはなあ……田舎大学の院生が実験室で数日コチャコチャやっただけで人類滅亡のトリガーが引かれちゃった、なんて……大昔も大昔、戦前のマッドサイエンティスト小説みたい(>_<)
いろいろ理屈は並べてもっともらしくはしているけど、ちっとも説得力がないんだよなあ……(´ε`;)ウーン…
ギャグものならいいんだけど……(´ε`;)ウーン…
二作目も、一日一食ダイエットを始めたら幻覚が見えだしたって、それだけの話……アイディアの肉付け・発展がうまくないんだよなあ……(´ε`;)ウーン…
でもまあ、三作目四作目と読み進めていくうち、「これはSFの枠組みを借りた大学小説・研究者小説と思えばいいんだ」と割り切れるようになった( ´ ▽ ` )ノ
基本アイディア(目のつけどころ)はともかく、小説を書く技術じたいはかなり高いし(ムダな書き込みは多いけど)、理系独特のユーモア感覚も好ましい(はしゃがず悪ノリしない海堂尊って感じ)( ´ ▽ ` )ノ
コミュ障だけしかいない理系社会の描写も、「あの界隈は相変わらず世間の思う通りのああいう世界なんだなあ」と再確認させてくれてよかった(のか?)( ´ ▽ ` )ノ
しまりすちゃんに恋するウブな学生なんか、まさにその典型だ( ´ ▽ ` )ノ
SFなのにカタカナ語(とアルファベット、アラビア数字)を使用しない(例外は2~3の人名と「ヒト」だけ?)とか、一部の料理名を意固地に避ける(「大豆の発酵食品」ってさあ……)とか、変なこだわりがあるところもいかにもリケジョ( ´ ▽ ` )ノ
大学周辺に限られてはいるけれど、「仙台」描写もイササカ先生のやつとちょっと違ってて、地元民としては楽しかった( ´ ▽ ` )ノ
福の神・仙臺四郎(さすがに本文には書いてなかったけど、あの写真、またぐらのナニが丸見えなんだよね)、やはり地元作家の伊集院静が「青葉と天使」でモデルにしてたね( ´ ▽ ` )ノ
で、だ。
解説のねえちゃん(?)、いったいなに言ってんだろう?……(´ε`;)ウーン…
「へむ」の少女が長じてほけかんの女医になったのが、なんで「本書最大の謎というべき大ネタ」なの?……(´ε`;)ウーン…
自分がなんか見落としたのか、解説ねえちゃんが変な誤読をしたのか(いやいや、それなら編集か作者が待ったをかけるよな?)……(´ε`;)ウーン…
たまにあるけど、こういうモヤモヤさせられる解説ってヤだね(>_<)
地元作家だから、機会があったら他の作品も読んでみる( ´ ▽ ` )ノ
できたらSFじゃないほうがいいな( ´ ▽ ` )ノ
2020/01/19
- 感想投稿日 : 2020年1月19日
- 読了日 : 2020年1月19日
- 本棚登録日 : 2019年8月3日
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