Googleの会長による著書。
翻訳もわかりやすく非常に読みやすい。
有名なGoogleの取り組みを、
導入された背景だったり意図だったりを丁寧にたどりながら解説されている。
そもそもGoogleの取り組みというS級の事例を取り扱っているので、それだけで読む価値があるのだが、さらに翻訳の質もこれだけ高いのは、質の高さ×理解しさすさで★5以外ありえない。
名著でも翻訳がクソすぎて読む気をなくす、ということがよくあるため、そういう意味でも本書は非常によかった。
少し前のGoogleの取り組みだが、今の日本では導入したら、超最先端。日本の企業でこれらの取り組みが普通になるのは30年後だろう。
さらには単純に仕組みだけを真似てもうまくいかないと思った。前提としてスマートクリエイティブと本書で言われているように、超優秀層がいることが前提になっている。
その人たちが自由に考えたり、アウトプットを出せたりする環境を整えるという話だが、日本で中途半端な人材しかいない企業において導入すれば逆に混乱する。
そういう企業は、識学とかを導入して管理していくのが良いと思った。つまり、前提が違うのであればソリューションも大きく変わってくる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ビジネス書
- 感想投稿日 : 2021年2月20日
- 読了日 : 2021年2月20日
- 本棚登録日 : 2021年2月20日
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