4年前、ある日を境にイザベルの運命は一変した。父は反逆罪で死刑。財産は没収され、彼女は強欲な伯父に引き取られた。従姉イヴリンは底意地が悪く、暴力を振るうことさえある。幸か不幸か、イザベルには商才があった。召使い同然の暮らしを強いられながら、農産物や織物の売買に携わり、多大な利益を上げていた。いわば飼い殺しの状態で、慰めといえば帳簿づけだけ・・・。ところが、そのイザベルを見初めた男性がいた。お節介な兄弟の差し金で、イヴリンに求婚しに来たジャスティンは、美しいが性格の悪いイヴリンではなく、イザベルに惹かれた。どうせ結婚しなければならないのなら、彼女の方がずっといい。それには夜中イザベルを連れ去り、即座に結婚するしか道はない!
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ハーレクイン・ヒストリカル
- 感想投稿日 : 2004年12月12日
- 本棚登録日 : 2004年12月12日
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