- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784022507761
作品紹介・あらすじ
記者とカメラマン。同じ会社の見知らぬ同士が、同時期に同じ病を得る。白血病。互いの存在を励みに闘う二人。だが、若いカメラマンは逝ってしまう。残された記者も1年後、再発。骨髄移植のドナーは、没交渉だった弟。そして…。さまざまな「二人」の心揺さぶる闘病記。
感想・レビュー・書評
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"死への恐怖、生への渇望が同時に襲ってくる。"
白血病という、日常生活には無縁とも思える病気なので、
もちろん前提知識もなく、それだけに読んだ時は衝撃でした。
同じ白血病でも種類によって全然違うこと、
そして、生きられる人もいればそうでない人もいること。。。
全体的に、闘病生活の苦しさが目立つ内容ではありますが、
生きることへの欲望が湧き上がる、とても元気が出る本だと個人的には思います。
ただ一点。他の方も書かれているように、タイトルの
『ふたりぽっち』はちょっとこじつけ感があります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
白血病闘病記。如何に大変なことか文字通り痛いくらい伝わってくる。以前ある副作用に苦しんだ時の記憶が甦った。健康、って貴重だ。
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突然の発病、寛解、そして再発、移植。白血病と闘い、2010年発行時点で病に勝ちえている筆者ともうひとり、残念な結末を迎えてしまった人の記録。現役記者の方だけあって、感情と言うより状況を記している点が、他の方の闘病ものと違う気がしました。私は10年以上前にノリでドナー登録した口ですが、移植しても安泰でない事実は驚きです。ただドナーに関してのリスクや表現が怖く、ドナーやめたくなりそうにも。この辺りは骨髄バンクの会報とちょっと違うので、誤解の元になったら勿体無いかも。(実際、複数回提供している人もいるので)。患者さんにとって、一助となりそうな一冊だと思いました。
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白血病で骨髄移植をされた方の闘病記。骨髄移植時の前後の話が、他の方の闘病記より、詳細に書かれており、読みやすかった。
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配置場所:摂枚普通図書
請求記号:916||I
資料ID:95110298 -
共同図書 916/I41
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白血病闘病記。小飼弾のレビューもあわせて読みたい。(http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51537630.html)と、いうか氏のレビューが極まりすぎてて自分には本書について語れる部分が少ないが…。ドラマチックな要素を排し、ただ淡々と生活の変わりようを語り続ける闘病記。現実的すぎて「白血病になった気になれる」本として最適。「重病人になりたい。白血病とか。」とか言い出す厨二の顔面に叩きつけてやりたくなる一冊。
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成毛さんのレビュー
http://bit.ly/8ZNt0G