悪霊だってヘイキ 下 (講談社X文庫 106-11 ティーンズハート)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061986978

作品紹介・あらすじ

「やっと、見つけた…」ナルは湖畔にたたずみ、呟く。日本じゅうを旅しながら、ナルが探していたものは、何?なぜ、わずか17歳にして"渋谷サイキック・リサーチ"の所長なの?夢の中のナルは、いつも麻衣に優しく微笑むのに、現実のナルは微笑わないのは、なぜ?唯我独尊、謎だらけのナルの秘密が一つずつ明かされ、残された言葉は「さよなら」?でも、そのまえに言わせて、「好きだった」。

感想・レビュー・書評

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  • ラストでそこに落ちるの?と驚愕した内容。
    でも、それこそナルと麻衣らしい!
    ティーンズハートからはだいぶ逸れたラストだけども。

  • 2016/12/21-12/27

  • 私の人生をホラー好き本好きにしてくれた大切なシリーズです。
    小野主上作品中大好きで大好きで覚えるほど読み込みました。
    怖いし面白いしキャラクター輝き過ぎだし、寝不足になりました。
    当時まだ幼かったので怖くて夜中トイレに行くのが怖かった(笑

  • (1999.06.16読了)(1999.04.17購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    「やっと、見つけた…」ナルは湖畔にたたずみ、呟く。日本じゅうを旅しながら、ナルが探していたものは、何?なぜ、わずか17歳にして“渋谷サイキック・リサーチ”の所長なの?夢の中のナルは、いつも麻衣に優しく微笑むのに、現実のナルは微笑わないのは、なぜ?唯我独尊、謎だらけのナルの秘密が一つずつ明かされ、残された言葉は「さよなら」?でも、そのまえに言わせて、「好きだった」。

    ☆関連図書(既読)
    「悪霊なんかこわくない」小野不由美著、講談社X文庫、1989.01.05
    「悪霊がホントにいっぱい!」小野不由美著、講談社X文庫、1989.11.05
    「悪霊になりたくない!」小野不由美著、講談社X文庫、1991.03.05
    「悪霊とよばないで」小野不由美著、講談社X文庫、1991.10.05
    「悪霊だってヘイキ!(上)」小野不由美著、講談社X文庫、1992.09.05

  • ナルが今まで秘密にしてきたことがようやく明らかになる一冊。
    伏線が一気に回収されて爽快です。

    前巻から続いていた調査は麻衣が夢で事故の場面を見てからが本当つらくて。
    あんまりにも可哀想で泣いた。
    浄化されたシーンも胸がいっぱいになって泣いた。
    麻衣たちが来てくれて本当に良かったねえ。

    事件解決後はナルの秘密が明らかに。
    麻衣の恋心が本当は誰に向けたものかわかってしまうシーン、切なくて泣けた…。

    最近悪霊シリーズを読みだした私には、
    まだ悪魔の棲む家とリライト版が残ってるけど、やっぱり本編が終わるのはなんだか寂しいねえ…。
    悪魔の棲む家はユージン出てきてくれるのかしら。

  • 「やっと、見つけた…」ナルは湖畔にたたずみ、呟く。日本じゅうを旅しながら、ナルが探していたものは、何?なぜ、わずか17歳にして“渋谷サイキック・リサーチ”の所長なの?夢の中のナルは、いつも麻衣に優しく微笑むのに、現実のナルは微笑わないのは、なぜ?唯我独尊、謎だらけのナルの秘密が一つずつ明かされ、残された言葉は「さよなら」?でも、そのまえに言わせて、「好きだった」。
    (BOOKデータベースより)

    ***

    これで終わりなんて寂しいよー。

    廃校の浄霊が無事に済んで良かった。
    ぼーさんやジョン、真砂子、リンさんはともかく、安原くんは不安だっただろうなと思います(綾子は…笑)。
    しかし、閉じ込められたまま死んだ人たちのことを考えると…。

    ナルの謎も明らかになって良かったけど、やっぱり少し哀しい、切ない。
    最期、彼はなんて言いかけたんだろう。

    上下巻に分かれているとは言え、ちょっと急ぎ足なイメージ。
    廃校のこともナルたちのことも、もっと長く描いて欲しかったかな。
    ついでに、ジョンは結局司祭(?)なのか、とか、それぞれのバックグラウンドとかも。
    番外編とかで、それぞれの生活を描いてほしいなぁ。

  • すべての謎が解ける完結巻。
    ぼーさんにあんな推理力があったとは吃驚。
    私もてっきり夢の中の彼もナルだと思ってたから、全てが明かされたときにはびっくりしたなぁ。気づいたときには終わってる恋って悲しい。

    真砂子は屋敷で攫われる前からナルが好きだったからそのままの冷たいナルが好きなんだろうなー。麻衣は結局夢の彼が好きだったんだろうけど。

    全てが分かった上で、いつかまた再読したいと思う。

  • 事件は麻衣の活躍で早々に解決。

    あとはシリーズ全編にわたる謎(主にナルの謎)の解明に。
    悪霊シリーズ最終回とか。
    昔、シリーズのうちのどれかを読んだことがあります。
    作品リストに載っていないので、この後に書かれたものかと思われますが。
    なぜか後ろから読んでいくことになってますね。

    それより、どうもこの本が出た時点ですでに十二国記は始まっていたみたいで、その違和感にクラクラ。

    (2006年10月28日読了)

  • 十数年ぶりに再読。

  • シリーズ第7作目の後編。ここで、いったんシリーズは完結。
    ナルの素性が明かされる。
    麻衣をいつも助け、勇気づけてくれた彼は・・。

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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