暁天の星 鬼籍通覧 (1) (講談社X文庫 ホワイトハート)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 117
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062557689

作品紹介・あらすじ

法医学教室の朝は解剖で始まる-「あっ、先生!いま、二つに切ってしもうたんが副腎ですわ」「…こんなとこにあったっけ、副腎…」法医学教室の新人・伊月崇の毎日は、目下、このように驚きと発見の連続なのである。そんなある日、一人の女性の遺体が運ばれてきた。やがて現れ始めた奇怪な謎とは!?ルーキー伊月が、心優しき刑事・筧と、伏野先輩と共に遭遇する、奇妙な事件の数々。

感想・レビュー・書評

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  • ウヒー‼︎

    Amazon ultimateにて、ローウェル→最後の晩ごはん(ultimateで読める分だけ)→12ヶ月ごはんを購入し、半分ほど読んだところで鬼籍通覧に手を出し

    導入の一章を読み、あれぇ?こんなもんなの?と拍子抜けしてしまいました
    そこで合間に貴族探偵エドワードの1冊目を読了
    再びこちらに戻ってきました

    やられた
    一章なんて、ただの人物登場なだけだったんですね
    ハード
    過去の事件の真相
    受け付けないやつでした
    気持ち悪い

    このままじゃ気分悪いままなので、次読みますよ

    しかし、貴族探偵とネタ被りなのにこのギャップよ
    対象年齢の違い、マザマザと感じております

  • 法医学だけどオカルト風味

  • 法医学教室でのリアルな描写が、ドラマの「法医学教室の事件簿」や「科捜研」とか好きな私としては、楽しんで読めました。とはいえ、解剖シーンはかなり具体的に書かれていて、さすが作者さんの本領発揮!と思う反面、リアル過ぎて、これは映像は無理だなと。登場人物のやりとりが面白いし、懐かしい地名や、筧くんの大阪弁が懐かしくて、ミステリーというよりは、そちらの方を楽しみました。続きがまだまだあるので、読んでいこうと思います。

  • ずっとミステリーだと思って読んでいたので、最後・・・ホラーな展開にびっくり。読み終えたのがちょうど真夜中で、怖くてトイレに行けなくなりました。解剖の描写などかなりリアルでしたが、それほどグロテスクではありませんでした。ただ、食事中は避けたほうがいいかも。恋愛要素は無いけど、各キャラクターの感情が良い感じにつながっています。シリーズを続けて読んでいますが、この作品が一番ホラー度が高いかな。ついつい、あと少し・・・で、結局最後まで読んでしまう。週末にオススメしたい一冊です。

  • あるいは著者が最も書きたかった作品かも?という気さえします。

    舞台は法医学教室。
    著者と同じ商売ですね。
    奇談シリーズの龍村大センセと同じ商売でもあります。

    当然ながら死体のオンパレードであります。
    楽しいですね…
     
    ドクター・クインシーやったかなあ、鑑識医が事件を解決するアメリカの連続テレビドラマがありましたが、その面白さを思い出しました。
    関係ないけど「ロックフォードの事件メモ」とか「白バイ野郎ジョン&パンチ」とか「刑事スタスキー&ハッチ」とか、あの当時、その手の面白い輸入ドラマがけっこう良かったんですけど、最近はあまりないですね。
     
    「鬼籍通覧」には楽しみが3つあります。
     ・ひとつはあまり知らない法医学の世界のことがわかる楽しみ。これまでの、どの法医学ものよりも、よそ行きじゃない教室の姿が見えてるような気もしますが?
     ・ひとつは一種のミステリとして謎解きの楽しみ。いや、この作品ファンタジィなのかなあ?
     ・ひとつはキャラクタたちの軽妙なかけあい。

    (2007-01-09読了)

  • 木甚野道流ー講談社ホワイトハート版を読みました
    法医学教室の新人・伊月崇と幼なじみで新米刑事・筧兼継、法医学教室の愉快な面々が遭遇する事件のお話です
    前作までは霊の仕業みたいな背筋がちょっとゾクリと来ちゃう感じで系が苦手な私なでしたが、今作はスッキリ落ち着いた終わり方で安心でした
    大阪の高槻市が主な舞台なのですが、私も(ぼんやりと、だけど…)土地勘のある地なので楽しさ倍増知ってる所が出てると親近感わきますよね
    間奏の飯食う人々がよいですね~
    私もししゃもと戯れて癒されたい
    私の“ふし野”の“ふし”漢字変換出来ません木へんに甚なので冒頭みたくしてしまいました

    20060204

  • 朝寝ていられるから、という、人様が聞いたら怒り出しそうな理由で
    就職先を決めた主人公と、その職場の先輩。
    それから小学校の時に一緒だった刑事になった同級生。
    この3人で話が動いていくのですが…職場が職場なだけに
    やたらにその描写が…。
    想像力は働かせないで読んで欲しい内容です(笑)

    職場は科学最先端状態なのに、持ち込まれてきた事件を辿っていけば
    非科学最先端…そのギャップは面白いですが
    事件としてはどう解決してるの? という疑問はあります。
    最後の落ちに、そこですか?! と聞きたくなりますw

  • 法医学教室の話です。
    作者さんが法医学の方なので死体や解剖の描写がかなり鮮明です。
    ちょっと描写が鮮明すぎてビビりますが、話としてとても面白いです。
    イラストの方が好きなので、X文庫で買い集めてます^^

  • WHのみ巻末おまけがつくと聞いて。WHはBLのイメージが強くてちょっと恥ずかしかった(苦笑)

    法医学ミステリと思ってたのでホラーな結末にちょっとガッカリ。どんなトリックか気になったのに…。でもキャラクターは良い味出してる。理系の文章は固いイメージがあるけど、読みやすかったし。

    とはいえこの作者さん、もともとBL畑出身だからかちょっと表現とか展開とかが…。まぁそこまで露骨じゃないけど、二十歳過ぎた男が男に「美人」「綺麗」「口説いた」はないんじゃない?
    あと明らかに作者モデルのキャラクター、もう少し脇のほうが良かったんじゃないかな。かなり目立ってるし、美人表現されてるし…なんかナルシストっぽい(笑)

    まぁ法医学に興味あるから話自体もそれなりに楽しかったので続読決定ー。

  • 購入、未読。

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著者プロフィール

作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。

「2023年 『妖魔と下僕の契約条件 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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