無明の闇 鬼籍通覧 2 (講談社X文庫 ホワイトハート)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062558037

作品紹介・あらすじ

法医学教室の新米・伊月崇の近況は、目下のところ、教室の「暗黙の法則」を地で行くような毎日。暗黙の法則その1「続くときは同じような解剖ばかり続く」。その週はどうやら「子ども」に縁があるようだった。様々な状況下で死んだ乳児たち。轢き逃げ遺体の解剖の際は、目撃者が幼い少女ときいて暗澹となる。そしてふと気づけば、伏野先輩の様子が妙…?法医学教室奇談、好調、第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 今回は『子供』がやたらに続く日々。
    そんな時、『姉』たるナンバー2の様子がおかしくて?

    子供の死体が2件続いた、と思ったら、本題。
    これだけの序曲のせいで、子供の存在が浮き彫りに。
    そりゃ激高もします、という話ですが、大人になったら
    もう子供の感情は忘れて責め立てるのが普通、に。
    ある意味、そうなった大人は、何事もなく
    暮らしていったのだろうな、と。

    罪悪感はありますか? というよりも
    怯えがあった、ような気がします。
    逃げ切った感があるように思えますけど
    それこそ、本人でないと…です。

  • 「無明の闇」か…。深い言葉です。都筑先生って見た目はともかく、本当に素敵な先生ですね。「人の心は、言葉や態度だけで測れるほど、浅そうないんやで。…良心のない人間はおらん。僕はそう思うとる。岸田をホンマに殺したんは、砂奈子ちゃんの幽霊やない。君でもない。…二十一年間、ずっとあいつの行動を見とったあいつの良心が、あいつを裁いたんや。僕はそう思う。」人を裁くのは最終的に自分自身か。

  • 立て続けに子どもの死体を解剖した頃からミチルさんの様子がおかしくなった。
    クールなようで実はやさしくおせっかいな伊月クンは…。

    リアルな死体の話と軽妙な食事のシーンが交互に入り(ウェッ!)、
    最後はファンタジーだったという鬼籍通覧の第二段。

    (2007-02-02読了)

  • ちょっと微妙…かな。最初の子供…というか赤ちゃんの解剖が続いたという導入が活きてないように思う。どうせならトラウマの女の子と同じくらいの歳の子が続いた、というなら連続性が感じられるけど…。あえて生後まもない乳児にした意味は?つーか「同じような解剖が続く」という法則を出してきた割に類似点は年齢しかないし。2件だけだし(苦笑)
    トラウマの件も唐突なカンジ。むしろ匂わせるだけ、伏線にしておいて、もっと巻を重ねてからこの話にしたほうが深みが出るんじゃないかなぁ。「たまにミチルがちょっとヒステリックになるのはこのせいだったのか」ってカンジに。もったいない。

    しかし、内容といい人物紹介ページの配置といい、結局主役はミチルなのかな?自分がモデルなキャラをメインに据えるセンスはちょっと理解出来ないなぁ…。毎回出るお約束的な超脇キャラあたりに留めればいいのに…(苦笑)もしくは偶に出る美味しいキャラか。
    法医学というか、医学的犯罪捜査に興味あるから今後も読むけど、関係ないジャンルなら絶対に手をつけないわ(笑)

  • 国試合格祝いがそれですか!!

  • 鬼籍通覧シリーズ第二弾。
    ミチル先輩と伊月君のやりとりが楽しい♪

  • 法医学教室の新米・伊月崇の近況は、目下のところ、教室の「暗黙の法則」を地で行くような毎日。暗黙の法則その1「続くときは同じような解剖ばかり続く」。その週はどうやら「子ども」に縁があるようだった。様々な状況下で死んだ乳児たち。轢き逃げ遺体の解剖の際は、目撃者が幼い少女ときいて暗澹となる。そしてふと気づけば、伏野先輩の様子が妙…?法医学教室奇談、好調、第二弾。
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  • 1巻がおもしろかったんだから〜と書店に走って購入(笑 期待通り、楽しめました。

  • 法医学教室の新米・伊月崇の近況は、目下のところ、
    教室の「暗黙の法則」を地で行くような毎日。
    暗黙の法則その1「続くときは同じような解剖ばかり続く」。
    その週はどうやら「子ども」に縁があるようだった。
    様々な状況下で死んだ乳児たち。
    轢き逃げ遺体の解剖の際は、目撃者が幼い少女ときいて暗澹となる。
    そしてふと気づけば、伏野先輩の様子が妙・・・・・・?
    法医学教室奇談、好調、第二弾!<br>
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  • 「子ども」に縁のある解剖が続く。伏野先輩の様子がいつもと違う。新米・伊月はドースル!?

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著者プロフィール

作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。

「2023年 『妖魔と下僕の契約条件 5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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