- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087604467
作品紹介・あらすじ
なかなかの美人なのに、人の心が読めてしまうという"障害"のせいで、これまで恋人ができなかったウエイトレスのスーキー。でも、ビルとならうまくいくかもしれない。青白く輝く肌、吸い込まれるような瞳、美しい鼻筋、すべてが魅力的。ただ、彼がヴァンパイアでさえなければ、完璧だった。そう、夜しか"命"を得られず、血に飢えるあまり、殺人さえ犯していなければ…。ヴァンパイアとの恋につきまとう連続殺人事件の驚くべき真相とは。アンソニー賞受賞。
感想・レビュー・書評
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やっぱり男のバンパイアっていいなぁ。
二人称が「あなた」ってのもツボ。
エドワードを彷彿とさせる紳士っぷりも…。ちょっと、情けない所あるけど。
主人公のスーキーは、アメリカ人女性っぽく粗野な人やけど、あばずれでないところは好感が持てる。
でも、なんでこの社会はあっさりバンパイアの存在を認めてるんや?
そして、なぜ平然と人工血液が開発されて売買されてる。
バンパイアの血を人間が取り込んでも影響そんだけ?
色々、唐突過ぎというか雑な展開ではあるかな。
やっぱり、アメリカのヤングアダルト小説に違わず、性的なことがオープン。ここは、文化の違いだから仕方ないのかな。
スーキーの特殊能力とか、ビルの紳士ぷっりとか、至る設定がトワイライトに酷似してる。
でも、出版こっちの方が早いから、ステファニーさんこの小説から色々拝借してきた…?とか憶測して個人的には楽しかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「トゥルー・ブラッド」というタイトルで新訳でシリーズ化してまして
更に海外ドラマ化もされてます。
アン・ライス作品を意識しながら書かれてるらしいので、
番外編と言ってもいいくらいの出来だと思います。
本作ではヴァンパイアがウイルス感染の被害者として
認められてから4年ほどした世界を描いてます。
若きヴァンパイアと人間のスーキーが互いの文化の違いに苦しむ一方で
田舎町で起こる連続殺人事件。
ミステリーとロマンスとファンタジー(ホラー?)を
いっぺんに楽しめる作品です。
アン・ライスファンでも楽しめました! -
なんとなく吸血鬼モノが読みたくて図書館で手にとってみたら、面白かったです。
ヴァンパイアがウイルスの被害者として認知されてるっていう設定は新しいかも。
連続殺人が起きつつ愛を育みつつ。
ミステリーとしては微妙? 軽く一気に読めちゃいます。吸血鬼もの好きな人にはおすすめ。 -
心が読めてしまう苦しみとか、受け入れてもらえる相手に出会えた嬉しさとか、人間であること、吸血鬼であることがちゃんと生かされていて良いなぁと思いました。
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2009年9月9日再読完了。
続編が他の出版社から発売され始めたので、改めて読み直してみました。
やっぱ面白い。
心の動きが(人間もヴァンパイアも)丁寧に描かれてて判りやすいし。
種族が違う物同士の恋愛は、カルチャーギャップを乗り越えるのがタイヘンそう。
面白くて早く続き読みたい〜。
☆☆☆☆☆
ロマンス系吸血鬼もの。
吸血鬼が人間社会への復帰を許された世界で(近未来?いやいや舞台はまるっきり現代です)、繰り広げられる人間と吸血鬼のお話。
ちょっと恐くてちょっと笑えて、なんだか絶妙でした。 -
ウイルス論いいな。
吸血鬼はやっぱりいいと思う。
キーリシリーズを思い出す。 -
忘れていたけど、読みたかったので出会えて良かった。‘パパ’の正体ってもしかしてメンフィス出身のあの有名人?
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テレパスの女の子に、念願の「思考を読むことができない」恋人候補が現れた。しかし彼は吸血鬼!という、ものすごい設定。基本はサスペンスだと思うのだけど、ヴァンパイアネタでロマンス要素も強い。
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心が読めるスーキーの、吸血鬼とのラヴストーリー(?)