- Amazon.co.jp ・本 (114ページ)
- / ISBN・EAN: 9784096820339
作品紹介・あらすじ
一見、地味に見える葉の一枚一枚に、多様な個性を見つける画家の眼差し。安池和也が葉に出会い、葉を見つめ、葉に魅せられて描いた木の葉の図譜。
感想・レビュー・書評
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非常に残念だ。年末にひだまりトマトさんが紹介してくれて、早速図書館検索したら県立にはなくて、地方の山が多い図書館だけに一冊あって、取り寄せてもらった。手に取って直ぐに、これは実際に木の葉を拾って突き合わせないと真価はわからないと思ったので、そのままにした。そしたら、返却期限が来てしまった。大判で高価で買うのは少し躊躇われる。取り寄せ本なので気軽に借りれない。でも非常に良い本だと思う。書誌データは以下。
「木の葉の画集」著者 安池 和也/著
出版者 東京:小学館 2009年04月
その他 【NDC1】723.1 【サイズ】31cm 【ページ数】111p
【価格】\3,400 【刊行形態】単品 【利用対象】一般 【ISBN】978-4-09-682033-9
内容紹介 一見、地味に見える葉の1枚1枚に、多様な個性を見つける画家の眼差し…。安池和也が葉に出会い、葉を見つめ、葉に魅せられて描いた354種の細密画。
よくわからない木の葉を一枚だけ持ってきて比べたのだけど、世の中の図鑑と違って、実物大だし、鋸歯(葉のギザギザ)も、葉脈も同じようで全部微妙に違うことがわかる。ところが、私の拾った一枚は、ここに描かれているそのどれとも違うのである。そういうこともあるだろう。植物は何万種とあるのだから。でも見つけたかった。この一枚の名前を知りたかった。それを安池さんがどのように描いたのか、この一枚一枚にどういうコメントを残したのか、知りたかった。
写真と全く違う。
木の葉の一種一種に個性があるのが、ホントによくわかった。
非常に残念だ。
そして素晴らしい本だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
木の葉の画集ですね。
作者の安池さんはデザインの経歴を持たれています。二科展にも入選されているベテランの作家さんです。
安池さんが散歩がてら、拾った葉っぱを持ち帰り1枚1枚描かれた作品集。6年をついやされたそうです。
かなりリアルな描写でデフォルメをあまりされていないのがいいですね。
牧野さんの手書きの植物もそうですが、写真よりも温かみを感じます。実物大の大きさなので、実物の感触がよく伝わりますね。
1枚1枚の木の葉には名前と所属、そして安池さんの持った時の印象と質感が添えられています。
馴染みのある樹木が多いので親しみやすく、くつろいで楽しめますね。
紅葉の作品もありますから、今の季節を感じながら鑑賞しました。 -
緑色がとてもきれいな本。
見ているだけで森林浴。
きわめてリアルに。
しかしほんものよりも美しく。
木の葉っぱが好きです。
宝物的な一冊。
なんだか本の匂いがふつうと異なるような気がします。
特殊なインキでも使っているのでしょうか。