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- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150201982
感想・レビュー・書評
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「ミノタウロスの森」の前篇。後から書かれたものなので、「ミノタウロスの森」を読んでこそ、ひとつの物語として完成するものだと思います。
太古の森に棲む獣や木の精、ケンタウルスたち、そして若い最後のミノタウロスとクレタの王子の物語。太古の生き物の描写が秀逸。人間とは違う獣や種族の考え方を残酷なまでのリアリティで描き出しています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ものすごーく、久方ぶりにスワンを読んで、あぁ、この人の小説、ものすごく好きだったんだなぁと思い出します。
もっとも、スワンの小説は、この本を混ぜて翻訳されているのは3冊しかないみたいですけれど。
それぐらい、始めて読んだスワンの「薔薇の荘園」は、すごい中・短編集でした。
特に、「火の鳥はどこに」が大好きで、その最後のフレーズをまねしたくて、まねしたくて(笑)
そして、丸善の洋書コーナーを、スワンの本を探して歩いた思い出が……。みつかりませんでしたが。
読んだのはだから、翻訳されているたった3冊なのですが、海外のファンタジー作家の中で1番好きかもと思っています。
読んでいる物語はみんな大好きなんだけれども、別格な人が何人かいて、スワンは、その1人です。
あと、別格なのは、日本の作家だと、川西 蘭かなぁ。マンガ家だと白倉 由美です。
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