【文庫】 トンデモ日本史の真相 史跡お宝編 (文芸社文庫 は 1-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784286103020

作品紹介・あらすじ

日本史上の奇説・珍説・異端とされる説を徹底検証!文庫化にあたり、お江をめぐる奇説を含む2項目を追加。

感想・レビュー・書評

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  • トンデモ歴史のブームがあって、ひとつは明治。古代日本は世界を支配していたとかそんなの。二つ目は戦前。義経ジンギスカンとか、キリストの墓が東北にあるとか。三つ目が昭和50年台。

    明治と戦前は、理由が分かる気がするし、たぶん分析もされているだろう。しかし、昭和50年台ってなんだったんだろう。口裂け女とか心霊写真とかと同根なのかもしれないけど、自分自身が子供だった頃の社会の印象しかないので、とても分析的には考えられない。

    というのも、韓国にかなり強く、中国にもあるが、トンデモ歴史はなんだか東アジア共通の文化みたいである。
    「それを言いたがる気持ちは分からぬでもないが、なぜそんな言い方になるのだ?」と逆に問い詰めたくなるのがトンデモ歴史だけど、韓国のそれも、中国のそれも、日本の昭和50年タイプのように思う。
    むろんこれは、印象論でしかないけど、ちゃんと分析したものを読んでみたいなあ。

  • う~ん、ジンギスカンは、源 義経でなかったと言われてもなあ~。
    そんなもんだろう。

    有名なところは、そんな感じ。
    無名なところは、へ~、そんな話し合ったんだ……、という感じ。

    「ジンギスカンは、源 義経じゃなかった!」

    というのは、

    「ジンギスカンは、源 義経だった!」

    に比べると、どうしてもインパクトが弱くなりますよね。

    まあ、それが珍説が世界にあふれる原因かもしれないけれど。

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著者プロフィール

1961年生まれ。歴史研究家。と学会会員。龍谷大学卒業後、1984年から3年半、八幡書店(出版社)に勤務。その後、広島大学研究生、昭和薬科大学文化史・心理学研究室助手(1990?93年)を経て、歴史研究・執筆活動に入る。古代史・偽史・サブカルチャー関係の論考多数。著書に『日本霊能史講座』『日本化け物講座』(楽工社)など。

「2011年 『トンデモ本の世界 X』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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