洋食 小川 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1112
感想 : 71
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344428324

感想・レビュー・書評

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  • ゆりね(犬)、ペンギン(旦那さん)と一緒に過ごす一年間の日記風エッセイ。
    美味しいものを食べること、行きたい場所に行くこと、やりたいことをやること、がたくさん詰まった糸さんの日常生活。読んでいて、優しい気持ちになれます。

  • 小川糸の日記エッセイ。
    こだわりの食事、ペットのゆりね、夫のペンギンとの日々が綴られている。

    読んでいてほっこりする、小川糸さんらしいほのぼのした感じが好き。

  • 小川糸さんと、ペンギンさんの食にまつわるいろいろ。
    料理や、おもてなしが丁寧に描かれていて、時間がゆったり流れていく。
    小川糸さんのエッセイは1年間を一冊にまとめているから、自分も1年間過ごした気分になってしまう…読書の醍醐味!!

  • 文章の上手い人のエッセイは読みやすい。
    すごく当たり前なんだけど、ストーリーがない分書き手の力量がでると思う。
    小川さんの日常や思ったことがたくさん知ることができるので、ファンには嬉しいと思う。
    印象としてはまるで尼僧のような、達観したand油分の抜けた鰹節のような味わい深さを感じた。
    馴染み深い手頃な洋食屋さんの雰囲気なので、何話でも読めそう。

  • 2016年分の日記エッセイ。

    「時間にも、空間にも、人間関係にも、すき間を作ることで、気持ちにゆとりができる。
    普通に暮らしていたら物は増える一方だから、意識して、減らす努力を。
    そして、それよりも前に、要らない物は、手にしない、家に入れない、人生に加えない、そういう意識が必要なのかもしれない。」

  • 小川糸さんの本は「ツバキ文具店」を1番最初に読んでからのお付き合い(勝手に)。
    1冊目がよかったので次々と小川さんの本を手に取るのですが、時々世界観が不思議すぎて「ん?」ってなる本もありました...。

    でもエッセイはほんわか仕様。世界旅行気分。料理したくなる。物を大事にしたくなる。この本は小川さんエッセイ3冊目だけど、1番幸せな気分で寝れた本でした。

  • 小川糸さんの 食道カタツムリに出てくる食べ物の描写が大好きなので この本を読んだらどんだけよだれが出るだろうとワクワクしながら読み進めたが 美味しいご飯の描写はそれほどなく、肩透かしを喰らってしまった。しかし、ドイツやラトビアの外国の地で過ごす暮らしぶりは その土地の空気を感じる様で楽しく、帰国してからも小川さんの穏やかでゆったりしていそうな暮らしぶりは なんだか嫉妬してしまうくらい心地が良かった。

    読みやすい本です。犬の幼稚園なんて初めて知った!

  • 食べ物についてのエッセイです。季節感が感じられる料理が、盛りだくさん。その他にも、ベルリンでのワンちゃん事情とか、私も犬を飼っているので、興味深く読みました。小川さんの日々感じていること、丁寧な暮らしぶりが想像できる一冊です。

  • 私も料理好きだけど子供が生まれてからは、とにかく時短でバランスの良い栄養のご飯!がモットーになってしまったので、またゆっくりごはんが作れるようになったらもう一度小川さんの本、読みながら料理したいなぁ。時系列順に読んでないのでわからないんだけど、この本は何年の日記なのだろう。2016年の日記らしい。

  • 読みやすいエッセイ。
    ところどころに、糸さんの作品の名前が出てきて改めて読みたくなった。

    ベルリンの物々交換のように、自分の使わなくなったものを誰かが使ってくれるような世の中になったらいいな。

    ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

    同じ人というのはいないのだから、完全に理解し合えるというのは不可能だと思うのだ。
    相手と自分が、理解し合えると錯覚するから、喧嘩したり、戦争したりする。

    完全には分かり合えないからこそ、相手を理解する努力を重ねなくちゃいけないし、少しでも共感できたとき、そこに大きな喜びを感じる。

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著者プロフィール

作家。デビュー作『食堂かたつむり』が、大ベストセラーとなる。その他に、『喋々喃々』『にじいろガーデン』『サーカスの夜に』『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』『ミ・ト・ン』『ライオンのおやつ』『とわの庭』など著書多数。

「2023年 『昨日のパスタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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