上杉隆の40字で答えなさい 〜きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」〜
- 大和書房 (2010年9月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479392040
感想・レビュー・書評
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政治と社会の問題を40文字でまとめた本。新聞やニュースからではなくジャーナリストから見た答えは大変参考になる。自分で聞いたもの読んだものが必ずしも正しいことはないとしたうえで情報やニュースに触れるようにしたい。
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言葉選びが丁寧で、読みやすく分かり易い。
「なるほど」の連続で自分の無知さ加減を知らされる一方、上杉隆氏ご本人が言う「批判が出来ない」という言葉を重く受け止め、この本もある程度は批判的な目でちゃんと見る必要があるなとも思う。(初めから疑ってかかると何もかもが嘘に見えるので、信頼からのスタートではある)
日米安保など、「日本とアメリカ」という二本柱のような報道が多いのだが、この本を読んだ後の感想は「日本って大したことないのか…」という残念ともいうべきか、反骨精神を煽られるともいうべきか、ともかく日本に対する価値観が変わる。
「外から見る日本」という、殻を破った広い考え方を持てるようになりたい。 -
40字とタイトルにあるが字余りがたくさんあるところが上杉隆氏の力の抜けた感じを表している。記者クラブの弊害、マスメディアへの懐疑的視点の重要性がメインメッセージ。
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都知事選に出馬したのを見てこの人を知った。どういう人なのか知りたかったので借りてみた。
情報を集めたり取材の動画とかを見た結果、あんまり可能性を感じなかったので、別の人に投票したわけだけど…。
選挙が終わってからのコメントがひどすぎると思った。「選挙に負けたけど政策では勝った」と言って、「小池さんの前に」だるまに目玉を書き入れる?だるまの目玉なんて、誰の後でも先でもどうだっていいけど。選挙の負けはただの負けだから。
この本の中では、「理想的な政治家」を「自らやると公言したことを、殺されてもやり遂げようとする政治家。」と定義してる。そして、政治家として大切なのは、政策内容ではなく政治に対する政治家としての、やると言ったことをやり遂げる、もしくはやり遂げようとする姿勢だと言っている。その「やり遂げようとする」段階にまでたどり着けなかったのに、勝利宣言?理想的な政策を作り上げられれば満足というなら、都知事になる必要がないじゃないか。言葉だけの虚しい幻を振りかざして、内輪だけで楽しめれば満足できる人なのか。私が投票した人も落選したけど、この人に入れなくて良かった。
記者クラブの話題で、自分をローザ・パークスにたとえているツイートを載せていた。命懸けで人間としての尊厳を求めたローザ・パークスと、記者会見の時に良い席を与えてもらえない自分を同列に語るってどうなの。ヒロイズムに酔いがちな人なのかもしれん。
日本のメディアは信用ならんのはよく分かったけど、そんなのはもうとっくに知ってた。
問題提議をする能力には長けていると思うので、これからもご活躍を期待しますって感じ。でも、この人の別の本を読みたいかと聞かれると微妙だ。堀江との共著で出した本は、怖いもの見たさ感覚でちょっと読んでみたい気もするけど。
ベッキーの記者会見は、普段記者クラブがやってるのと似てたのね。記者が限定されていたかまではしらんが。合点がいった。 -
もう少し掘り下げて欲しいかな?
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今、読むと面白い。
その通りとも思うし、その通りでないとも思うし、その通りであってほしくないとも思う。 -
Datt
教科書とマスコミを鵜呑みにしてはいけないと思った.あと,(やっぱり)政治に参加しなきゃダメだと思った. -
再読。一時のカリスマ性は失われたが、本書でも書かれているとおり、人はヘマをするのだ。
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俺にとっては正直考えた事のある事だらけだった。もっとディープな内容を期待してたので肩透かしな感じ。小沢一郎、小泉純一郎、渡辺喜美を支持するのはでたらめかと思っていたが、そんなこともないのかな?裁判員制度だけは見落としてたら新たな発見があった。
政治が全然わからない、いい加減選挙権もあるから少しは詳しくなりたいけど何から手を付けていいのがわからないって人にはおすすめ!