うりこひめ (松谷みよ子むかしむかし)

著者 :
  • 童心社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784494002955

感想・レビュー・書評

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  • 「ちょっと違う。川から流れて来るのは桃なのに、桃の木にしばられるとか。違う。」(M6)

    絵が不気味でおどろおどろしい感じ。
    あまんじゃくの不気味さがじんわりと染み出てる。
    前回紙芝居で読んだ内容と同じなのに、聞いているチビちゃんもしーんとしてた。

  • 図書館。挿絵は司修。この話、子どもの頃は非常に怖かった。助かってよかった。

  • 聞いたことがない話でした。あまりにも物語性がないのでがっかり。

  • 絵が独特.

  • 桃太郎と対をなす昔話。初めて知りました。川上(かわかみ)から爺と婆のところへ流れてきた瓜、ひとりでに割れて生まれた赤ん坊が大きくなり、美しい娘に成長する。東の長者へ嫁入り支度をするため、爺と婆が離れた隙に天邪鬼が現れる。てっきり代わりに嫁にするのかと思ったら入れ替わるなんて。変装がばれる場面に恐怖。東の長者は悪者、という展開はなくハッピーエンド。

  • 同じ構図やイラストでも柄や色を変えて、うりこひめとあまのじゃくの違いを表してるのがおもしろい。思わず、ページをめくり返してしまう。他にもうりこひめの話があるが、細部が違うので読み比べをするとたのしい。

  • 装丁/城所潤(ジュン・キドコロ・デザイン)

  • 桃から生まれた桃太郎、うりから生まれたうりこひめ、昔から、子供に恵まれない夫婦はいたんだね…

  •  こどものいないじいとばあは、川上から流れてきたうりからうまれた女の子を「うりこひめ」と名づけそだてた。大きくなり、東の長者のところへのよめいりがきまる。そのしたくのため、まちへいくじいとばあは、うりこひめに言って聞かせる。「だれがきてもとをあけるでねえぞ。あまんじゃくというこわいおにがくるかもしれね。」

  • 絵もきれいし話も面白い。
    でも私が子供の頃に読んだうりこひめはもっと話が残虐だったように思います。うろ覚えですが…あまのじゃくが姫の顔の皮をはいでかぶってなりすまし、からすの「うりこひめはあまのじゃく」という鳴き声で気づいたじいさんたちにあまのじゃくは殺され、後に残った皮を抱いてじいさんたちが泣き崩れるという終りかたやったような。う~ん、あの絵本もう一度よんでみたい。

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著者プロフィール

1926年、東京生まれ。1944年頃より童話を書きはじめ、1956年、信州へ民話の探訪に入り、『龍の子太郎』(講談社)に結実、国際アンデルセン賞優良賞を受ける。以来、民話に魅せられ創作と共に生涯の仕事となる。日本民話の会の設立にかかわり、松谷みよ子民話研究室を主宰。著書に『女川・雄勝の民話』(国土社)『日本の昔話』『日本の伝説』『昔話一二ヶ月』『民話の世界』(共に講談社)『現代民俗考』8巻(立風書房)など。

「1993年 『狐をめぐる世間話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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